#6 もつ鍋と具材

 

　

 

プリッとした食感と野菜の旨味で食べ応えのあるもつ鍋。いつもの具材で食べるのも美味しいけれど、色々なもつや具材を入れて楽しむのもまた格別!今回はもつ鍋にオススメなもつの定番から変わり種の具材までご紹介します。

 

もつ鍋にオススメのもつ肉５選

　

 

１.小腸

朝鮮語では、コプチャン、コテッチャン等と呼ばれいます。国産牛は脂身があり、口どけの良さやぷりぷり食感が特徴です。

焼肉店でも人気の部位ですが、煮込み料理や串焼きなどにも使われてます。

もつ鍋に入れるもつとしては定番で基本で、スープに染み出す旨味や甘みも絶品です。

 

2.センマイ

ミックスホルモンになると良く使われるのがセンマイです。

部位は牛の第３胃袋で、脂質はほとんどなく、さっぱりして、低カロリーな具材です。小腸に比べ安価で、ぷりっぷりの小腸に対して、あっさりして口直しになります。

 

3.ハツ

もつの中でハツは心臓になります。こちらも小腸に比べ安価で提供されており、ミックスホルモンのもつ鍋には良く使用されています。

食べ応えは十分にあり赤身のような強い弾力がありますが、独特の風味があります。それでももつの中では食べやすい部類になります。

 

4.赤センマイ

牛の第４胃袋に当たる、ギアラとも呼ばれる部位です。

噛みごたえと、甘い脂が噛んだ「芯」と言われる希少部分と、甘味たっぷりの脂で構成されている「びらびら」な部分があります。

赤センマイもミックスホルモンではよく使われる部位で、高級な「芯」に対して、「びらびら」は小腸に比べて安価です。

 

5.レバー

もつの中で肝臓に当たる部位であるレバー。鉄分が多く、独特の風味、食感があり、好き嫌いに多く別れるところです。もつ好きが最終的に求める部位ではないでしょうか。

こちらも稀にミックスホルモンで出会うことがありますが、牛レバーは生とは食感が異なり、歯切れの良いサクサク感があり、独特の風味もあり、もつ鍋に入れると、一気にバラエティに特化したもつ鍋になります。

 

もつ鍋に入れたい野菜

 

 

1.ニラ

もつの具材として定番なのがニラ。お店では、見せ方としてお鍋の上に梯子のように飾り付けてる印象があります。しかし、ニラは白っぽい根本に香りと旨味が凝縮されているので、ご家庭でも是非鍋下に隠し入れましょう。食物繊維も豊富で、スタミナをつけたい時にオススメなので、夏場でももつ鍋が食べられる理由となる食材ですね。

 

2.キャベツ

ニラに続く、もつ鍋の定番の具材です。多くのもつ鍋のスープはこのキャベツから出る出汁を計算に入れ作られています。少な目のスープだけど、煮込みことで徐々にキャベツが出汁がでてカサが減り、もつの旨味が重なることでもつ鍋を完成させる切っても切れない具材となります。

 

3.ごぼう

本格博多もつ鍋には必ず入っている具材。もつ鍋の出汁で煮込むことで、旨味がさらにアップし、他の具材ともバランスの良い感じになります。特に博多ではささがきにするところが多いです。

 

4.ニンニク

炒め物などの香りづけや、肉料理の臭みを消し、薬味など香辛料として料理に幅広く使われているニンニク。もつ鍋にも欠かせない定番の具材です。多くはスライスして、チップにし、鍋の飾り付けによって、強い食欲を掻き立て、パワーを頂く具材ですが、鍋に溶かし入れるなら、ここではすりおろしをオススメします。さらにガツンと一段上の極上スープに引き揚げてくれます。

 

5.鷹の爪、胡麻

鷹の爪や胡麻は、もつ鍋に少しプラスすることで、鍋の見た目を鮮やかにし、味をよりスパイシーで風味がよくなります。発汗作用もあり、新陳代謝をはかりたい夏場でも食べられるもつ鍋にはなくてはならない脇役たちです。

 

変わり種の具材

 

もつ鍋は上記のもつと野菜の出汁を加味した上で作られているスープですので、味が大きく変化してしまう野菜はオススメしません。白菜や玉ねぎは特にバランスを変えてしまうので注意が必要です。

 

1.根野菜

基本のスープのバランスを変えないような野菜であれば、大根や人参は相性が良い野菜になります。各々違う食感なので、もつ鍋がさらに楽しくなることは間違いないでしょう。

 

2.キノコ類

もつ鍋の中に入れてまず間違いのないキノコ類は、エノキ、しめじ、エリンギ、舞茸などです。こちらも基本スープの邪魔をせず、かなり相性のいい具材となります。

 

3.豆腐類

さまざまの鍋に入れられることの多い豆腐類も、もつ鍋との相性はバッチリです。絹、木綿、焼き、お揚げ、どれを入れても楽しめるでしょう。

 

4.もやし

独特の風味があるもやしですが、もつ鍋に入れるのなら「太もやし」です。焼きそばに使うような細いもやしだと、かなりもやしに味を持っていかれてしまうので、瑞々しい太もやしであれば、丁度良いスープ加減になります。

 

5.柚子胡椒

味変最大にして、最高の味わいをもたらしてくれるのは「柚子胡椒」でしょう。おおよそのもつ鍋のもつや食材を味わった後に溶かし入れると、全てがリセットされたかのように、また食欲にかられます。大人の味に変化したもつ鍋はより上品になること間違いありません。

 

 

 

いろんな具材でもつ鍋を楽しもう

 

 

もつ、ニラやキャベツなどさまざまな具材にスープで煮込むもつ鍋。想像しただけで、食べたくなってきますね。

 

鍋の〆には、具材の旨味がでたスープでちゃんぽん麺やご飯を入れて雑炊にしたりと最後まで楽しめ、鍋を囲むとことで、さらに美味しくなること間違いなしです。

肌寒い季節だけでなく、パワー＆スタミナを付けたい時ももつ鍋で美味しく栄養をつけてくださいね。