ホルモンの由来

 

『ホルモン』って何？どのような想像をされますか？

 

多くは内臓をイメージするのではないでしょうか？

 

まずはホルモンの由来なのですが、その昔、関西圏の焼肉などでは捨てるものを『放るもの』と言い、当時食べるのは抵抗あった食物としてホルモンと言われるようになった説があります。

 

また、ホルモンは、医学用語で用いられ、1902年スターリングに名付けられたとされ、その語源はギリシャ語の『hormao』(刺激する、興奮させる)と言う意味があるようです。

 

ホルモンと枝肉

　

ホルモンと言うのは臓物にあたり、いわゆる枝肉以外のものになります。

 

枝肉とは、よくホラー映画などで、冷凍室に逃げ込むと、そこには冷凍で干された牛の肉の塊などが出てきますが、まさにあれが枝肉で、それ以外、全てホルモンです。

 

なので、ホルモンに該当する牛の部位は、タン(舌)、テール(尾)、レバー(肝臓)、ハツ(心臓)、ハラミ(横隔膜)、小腸、大腸、千枚、ギアラ、ミノ、ハチノスなど全てがホルモンにあたります。

　

 

ここで意外とびっくりされるのは『ハラミ』も分類上はホルモンになるところです。

 

ハラミも部位が横隔膜ですから、赤身ではなくホルモンにあたるんですね。豆知識です。

 

そして、ホルモンが多く食されるようになったのは近年だと言われています。

それまでは、ホルモン(臓物系)は、腐敗が早く、なかなか鮮度を保つのが難しく、廃棄をするのが一般的だったのでしょう。

近年の冷蔵冷凍技術が向上した為、全国各地の皆様に召し上がってもらえるようになったのです。

 

また、ホルモンにはビタミンAやB、ミネラル分も豊富に含まれています。

このホルモンの肉が入ったもつ鍋は、健康をいう部分でも非常に良い料理となります。

その他に注目される成分として、コラーゲンがあります。

コラーゲンには、肌の針を保つ効果があると言われ、もつ鍋を食べることで、プルプルの美肌をキープできると言うことで、女性の間では注目されています。

もつ鍋はただ美味しい料理だけでなく、美容や健康の効果にも期待できる料理として注目されているのです。